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当てにしてるぜ03(2010年4月まとめ) [資料]

1956年1月11日録音の「I'm Counting On You」の
リバーブ「有・無」バージョンを全て照合しました。
「当てにしてるぜ02」に書いたように、やはりテイク1は
少なくとも「4つのFSとIncomplete Take」が録音されていたようです。



  *  *  *  *
FTD「Elvis Presley」Disc1(リバーブ有)と
Disc2(リバーブ無)の「I'm Counting On You」



テイク1
 FS Disc1-26(テープ・ストップ *1)、Disc2-1
 FS Disc2-1
 FS Disc1-26
 FS Disc1-26
 ?? Disc1-26(テープ・ストップ *2)



テイク2
 FS Disc2-2
 ?? Disc2-2(*3)



テイク数不明
 PB Disc1-27(イントロが欠けている *4)



テイク13
 PB Disc1-28



テイク14
 ?? Disc1-29(エンディングが欠けている *5)



テイク17
 Master Disc1-2
  *  *  *  *
【注釈】
*1
FSテイクの最後まで行かないうちに「リバーブ有テープ」が止められ、
次(2番目)のFSテイクを「録り損ねた」のではないかと判断しました。
また、テイク1の3-4番目のFSテイクと??(Incopmplete Take)が
Disc2のリバーブ無テープに見あたらないのは、
現存するテープの状態が悪くて、
読み出せなかったのではないかと推測しました。



*2
スタートから約40秒間の収録になっているテイク1の「??」ですが
フェイドアウトに加工されていることもあり
不完全収録(Incomplete)になった理由は良く分かりません。



*3
約1分13秒でフェイドアウトに加工されているテイク2の「??」も
テイク1の「??」と同様に、テープが止められたのか、
現存するテープの状態が理由なのか、全く分かりません。



*4
イントロが欠けていても、エルヴィスが曲の途中から歌ったとは
考えにくいので、これは「PB (playback)」だったであろうと
推測できますが・・・イントロが欠けていますとねぇ・・・
現在マスターはテイク17であると考えられていますが、
「もしかするとスプライシングの材料に」なんて想像をしたくなるのです。



*5
最後の最後だけが欠けていると、
やっぱり「スプライシングの材料説」を思い浮かべたくなります。



まあ、「I'm Counting On You」2010年4月まとめは
こんなところでしょうか。


当てにしてるぜ 02 [資料]

「当てにしてるぜ 01」で、FTD「Flashback」Track3は
FTD「Elvis Presley」Disc1-Track26 (Take 1)と
FTD「Elvis Presley」Disc1-Track27 (Unknown Take)で
構成されていたことを報告しましたので
今回は、FTD「Elvis Presley」Disc1-Track26 (Take 1)と
FTD「Elvis Presley」Disc2-Track1 (Take 1)の関係を取り上げます。



で、私がFTDの策略(笑)に引っ掛かっていたことにも気が付いたのです。



2010042501im_counting_on_you



まずは、FTD「Elvis Presley」Disc2-Track1と
FTD「Elvis Presley」Disc1-Track26の
冒頭部分のアナウンスを同期させた波形(↑)を見て下さい。
前回の報告の通りに、「I'm Counting On You」のテイク1では
「5つのFSとIncomplete Take」が録音されたように見えます。



しかし「Disc2-Track1」と「Disc1-Track26」それぞれの
「最初のFS」を同じレベルに増幅してみましたら
位相が逆転しているものの同じ演奏であることが分かったのです。(↓)



2010042502im_counting_on_you



つまり「Disc1-Track26」の「最初のFS」は、



 1.1956年当時のエンジニアがテープを止めたのか?
 2.FTD盤作成時にカットしたのか?



のいずれかの理由で、短くなっていたことになるんです。



そして、もしも「1」が理由であるのなら
リバーブが掛かっていない「Disc2-Track1」のテープと
リバーブが掛かっている「Disc1-Track26」のテープは
1956年1月11日のセッションで同時に回されていたことになり、
テープレコーダーの「On/Off」は、
独立して行われていたことになります。



また、もしも「2」であるとしたら、
カットの仕方がFTD「Flashback」と同じですから
リマスタリングを担当した「Lene Reidel」の意図が
何となく分かります。
FTD「Flashback」(FTD「Elvis Presley」Disc1-Track26)で
発表されたテイク1の「最初のFS」と「2番目のFS」では
ギターの音色が違いますので、これを伝えたくて
「最初のFS」を短く編集したのだと思います。



【本日のまとめ】
5つだと思っていた「FS」がひとつ減って、
「I'm Counting On You」のテイク1では
「4つのFSとIncomplete Take」が録音されたことになりました。



照合作業を続けます。


当てにしてるぜ 01 [資料]

FTD「Flashback」Track3に収録された「I'm Counting On You」は
同盤写真集で「Take 1, Take 2 and Unknown Take」と解説されていましたが
FTD「Elvis Presley」が発売されてみると
それはどうやら間違いだったことが分かったのです。



まず、「Take 1 & Take 2」と解説されていた計3回の「FS」テイクは
アナウンスと歌い出しの間をカットしてありますけど基本的に
FTD「Elvis Presley」Disc1-Track26 (Take 1)と同じですから
全てテイク1であり、テイク2は入っていなかったのです。
そしてFTD「Flashback」Track3の「Unknown Take」は、
FTD「Elvis Presley」Disc1-Track26 (Take 1)の最後に出てくる
「(テープが止められたか、上書きで消された) Incomplete Take」に
FTD「Elvis Presley」Disc1-Track27 に収録された
「(イントロ部分が欠けた)Unknown Take」をつなげて作った
「編集 Unknown Take」でした。
歌い出しの歌詞「All the words that I'll never know」で
つないでありました。



次回はFTD「Elvis Presley」Disc2に収録された「リバーブ無しバージョン」を取り上げますけど、

ここには更に2種類の「FS」テイクが入っていますので、

テイク1では最低4回の「FS」テイクの後に

(歌い切ったのかどうかも分からない)Incomplete Takeが歌われたことになるようなのです。



20100422im_counting_on_you_2


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